最後の両切りたばこ
ピースがこの世に誕生したのが1946年昭和21年新発売時の写真、宝くじ売り場かってほどの混雑ぶり。
まだ鳩のロゴじゃなかったんです。
後の1952年にレイモンド・ローウィ氏のデザインにより現在の鳩になります。
封を切った時に立ち上るバニラ様の香り、ホープみたいに点線が入ってないから銀紙も破りにくくて、
失敗するとテンションが下がっちゃうのもピースならでは。
火を灯すと濃い香りに柔らかなバージニアの甘さが口の中に広がります。
ちょっとピリッとするけどニコチンが多いからこんなもんですね。しかも両切りだし。
できればマッチを使うと味わいが増します。ツンとくる香りも少し混ざるけど雰囲気が良いからOK!
できる限り優しく喫います、やさーしく。
するとピリッと来る感じが薄れて甘みが舌を包みます。バニラっぽいあまーい香りとともに。
良いたばこなんだなーって感じます、手巻きたばこなんかのバニラと違ってすごくさわやかな香りがしますね。
ふわーっとバニラを思わせる香り。付きまとうくどさもなくふわっと消えちゃう。
今はたばこを喫う場所を探すのも一苦労で、見つけてもすごく混雑してたりするでしょ?
ピースはああいった所で必死に喫うより、家でのんびりって方が良いんじゃないかと思うんです。
年々味が落ちてるとか昔のピースはもっと香りが強烈だったとか言われますけど、無いもんは無いの。
東北の震災の時に畑も工場も大打撃を受けながらもなんとかその時に手に入る原料で作ったのが今のピース。
原料の調達の方たちをはじめ、ブレンダーさん達もよくがんばったもんだと思います。
国産の主要銘柄が全滅するんじゃないかって言われてたのに。
今のだってピースらしさは無くなってないと思うし、国産では最後の両切りですよ。
仲間がどんどん倒れていく中、一人だけ必死に戦ってる感じがしますね。平和の象徴の鳩を背負ってるのに。
「ピース」
平和。
願いですね。
いい名前をもらいました。
ピースの生い立ちを知ると鳩じゃなくて不死鳥の方が似合う気もしますが。
少なくとも二回はよみがえってる。
シリーズ物の中でも、ザ・ピースなんか素晴らしい。嗜好品じゃなくて至高品。
ほんとに美味い。
周年記念の限定ピースも、ロゴ入りのグッズのジッポとかロックグラスなんか瞬殺でなくなるもの。
抽選の景品なんてまぁまず手に入らない。
パッケージの紺色はピース紺って言います。
沢山の人に愛されてるんですね。メーカーにもお客さんにも。
伊達に75歳なわけじゃない。
最後の両切り、ピース。
大好き。
コメント
PEACEの歴史はそんなに長かったんですね、お恥ずかしながら国産であることも初めて知りました。
歴史を知って喫煙するのもまた一興です。
smokerplanetさん、初めまして!
素敵な愛煙ブログ投稿ありがとうございます。
今後ともSMOKERをよろしくお願いいたします。
読みました!自分もpeace好きなので、改めてスイタクなりました。